樹冠通過雨量

土壌水分観測を行っている森林内で林内雨量を測定しています。
林内雨量は、樹冠を通過してくる「樹冠通過雨量」と木の幹を伝って流れてくる「樹幹流」があります。
樹幹流に対してはすでに観測を行っています。
一方の樹冠通過雨量に対しては、林内に雨量計とポリバケツを設置して観測をしているのですが、どうもこれではバラツキが多いことがわかってきました。
では、どの程度バラツキがでるのか?
これを把握するために林内に10箇所の簡易雨量計を設置してみました。
こんな感じで簡易雨量計をランダムに配置していきます。
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実際に降雨後に確認してみると、
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最大雨量で18mm、最低で4mmと4.5倍の差が生じていました。
ちなみに上空の状態はこんな感じで覆われています。
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もう少しデータをとってみれば、傾向が見えてくるかもしれません。
いずれにしても林内の雨量を正確に観測することは難しいということがわかってきました。

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