揚水試験の整理

段階揚水試験、連続揚水試験の続きです。
今回は連続揚水をした時にあわせて周辺の観測孔でも水位低下を測定しておきました。
揚水をすると周辺の井戸ではこんな感じで水位低下が生じます。
02周辺井戸水位.jpg
これらの結果を踏まえて試験の結果を整理します。
連続揚水をした時に周辺の観測孔の水位低下の状況から下記のようなグラフを作ります。
s-Logr2.jpg
「地盤調査の方法と解説(地盤工学会)」より
このグラフから、距離と水位低下の関係を求めて、水位低下の生じなくなる距離を推定します。
揚水した井戸と水位低下がゼロとなる距離が影響範囲となります。
また、直線の勾配を求めることで透水量係数や透水係数などを求めることができます。

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