面積降水量

流域の水収支を算定する場合、ある1箇所での降水量測定値で全体を代表させることは、難しいとされています。
このため、流域全体の平均値など面積降水量が必要となります。
この、面積降水量を求めるには、以下の方法があります。
1.算術平均法
2.ティーセン法
3.等降水量線法
4.雨量・高度法
などの手法により面積降水量を算定します。
一般に30km2あたり1地点の密度で観測箇所があれば、一面積降水量の推定誤差を5%程度に抑える事ができるとされています。
気象庁のアメダスは290km2に1地点しかありませんので、このデータだけでは流域全体の降水量を反映することは精度的にやや問題があります。
最近はゲリラ豪雨など局所的な雨が多くなっています。
今後は、密度の高い観測箇所の設置が求められるでしょうね。

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