連休の休みを利用してリトルカブのボアアップに挑戦してみました。
前からずっとやりたかったのですが、ようやく実行に踏み出せました。
まずは、お立ち台に載せたリトルカブからレッグカバーなどを外します。
マフラーも取り外します。
エンジンの下回りを除くときに作業台の上だと非常に楽です。
エアクリーナーも取り外します。
中には何故かカメムシが、、、
キャブレターも取り外します。プラグコードも忘れずに。
取り外した部品は邪魔にならないように全て針金でフレームに仮止めしておきました。
シリンダーヘッドの右カバーも外します。
右側のボルトを緩めて軽く叩いてやると外れます。
で、今回ボアアップに選んだキットはこちら。
タケガワの81ccのキットです。
キタコの75ccと迷いましたが、どうせならと81ccにしました。
シリンダーヘッドのカバーを取り外します。
シリンダーヘッドとシリンダーを取り外します。
カムスプロケットにずれないように結束バンドを取り付けてみましたが、この状態ではシリンダーから取り外せませんでしたので、結局取り外しました。
取り外したシリンダーがこちら。
内径が全然違いますね。
ピストンピンサークリップをうまく外します。
これでピストンが取り外せます。
色々変なものがクランクケースに入らないようにウェスを詰めておきます。
新しいピストンにピストンリングを組み付けておきます。
並べてみるとこんな感じです。
50ccのピストンってかわいい。
で、新しいピストンを組みつけます。
ピンサークリップの取り付けはあらかじめ左側を組み込んでおくのですが、その際にはめ込む感じを練習しておくと良いです。
溝にクリップの一部をはめ込みつつ、リングを縮めてはめ込みます。
ここからガスケットの除去作業という地味な作業をしていきます。
念の為オイルストンで表面を仕上げておきます。
ここからようやく新規パーツの組み込みです。
分解と逆の手順で進めていきます。
まずは、シリンダーの組み込みです。
もうすでに組み込んだ写真ですが、ピストンリングを組み込んだピストンをシリンダーにうまく挿入するのに手こずりました。
意外とリングが大きめになっており、どうしてもリングの一部が引っかかってしまいなかなか入りません。
あちこちを押さえながら少しづつ気長にやることでなんとか入りました。
専用の工具があるようなのでこれを使った方が無難ですね。
外しておいてシリンダーヘッドも軽く掃除しておきました。
ヘッドも組み込みます。だんだん完成が見えてきました。
カムシャフトとフライホイールの印を合わせて取り付けます。
印をあらかじめつけておくと良さそうです。
チェンジペダルの下にテンショナーのボルトがあるので、そこを緩めるとカムチェーンが緩んで調整しやすくなるそうです。
私は気づかずに無理くり調整してしまいました。
とりあえず、これで無事組み込み完了。
あとは、キャブレターとマフラーなどを元の戻していきます。
エンジンオイルも交換して完成。
ドキドキしながらエンジンをかけてみました。
とりあえず、無事かかりました。
おー動くぞ!ちょっと感動!
人生初のボアアップ作業、なんとかうまくいきました(この先はわかりませんが)。
そんなわけでこれから慣らし運転に入ります。
目標は100km、頑張ります。