学生たちと共同研究している森で、学生からダニが大量にいるとの報告を受けました。
これは大変と思って、現地に駆けつけました。
最近、イノシシなども増えてきているようなので、いよいよ来たか!と思いました。
で、現地で確認しましたが、結果的にはマダニではありませんでした。
おそらくタカラダニという赤い小さなダニだと思います。
こいつは人の血を吸うような行動を取りませんので、危険ではありません。
赤くて小さくてちょっとすばしっこいです。
指先で簡単に潰せますが、潰すと赤い体液が出て気持ち悪いです。
しかも発生するときは大量に出てくるので、初めて見る人はちょっと驚くでしょう。
タカラダニはちょこまかと動き回ります。
こんな感じ。
マダニはもっとゆっくりモソモソ動きます。
あわやマダニ大発生の大惨事かと思いましたが、とりあえず大丈夫そうです。
とはいえ、先月私もこの場所でマダニは確認しているので、一定数は存在しているのは間違いありません。
改めて服装関係を整えて、いつもどおり注意しながら作業をすすめるしかありません。
学生さんたちには、ちょっと酷な作業になりそうなので近々伐採をして作業場所を確保しておこうと思います。
ちなみに、実体視顕微鏡で見るとこんな感じです。
ひと目盛りが1mmです。
裏側から撮影しているので、よくわかりませんが、ちゃんと吸口もあります。
現地で確認した動き方や簡単に潰れることから、タカラダニだろうと判断しています。
詳しい人がいればご教授いただければ幸いです。