愛知演習林砂出し

昨日は瀬戸市の「東京大学愛知演習林」にある「白坂量水堰」の砂出し作業のお手伝いに参加してきました。
この量水堰は1929年(昭和4年)より観測を続けている歴史あるものです。
毎年、量水堰のなかに貯まった砂を水門をあけて砂出し作業をしています。
今回はその砂出し作業に参加しました。
水門をあけて人力で砂をかき出していきます。
堰内に貯まった土砂は、ざっと150m3程度でしょうか?今年は雨がよく降ったので、例年よりも多かったみたいです。
うまく水みちを作り、そこに砂を流しこんで排出させていきます。
すべて人力作業なので、体力勝負です。
最初は楽しんでやっていたのですが、午後には「重機でやったほうが良いのでは?」と疑問も頭に浮かびつつも、堆積した土砂に落ち葉層、砂層、砂利層などの堆積環境を見て出水状況を想像してみたり、いかに効率よく砂を排出するかなどを試行錯誤しているうちに、人力もありかな、と納得してしまいました。
いずれにしても、重労働です。職員のみなさん、ボランティアのみなさんお疲れ様でした。
わたしは筋肉痛がしばらく続きそうです。
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砂出し前の状況です。土砂がかなり堆積しています。
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みんなで人力で砂をかき出していきます。
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作業後の状況。みごとに砂を出しきりました。

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