水の流れを測る

降った雨は地中にしみ込んだり、そのまま流れ出したりして、最終的に沢や河川に流れ出てきます。
「降った雨=①沢から流れ出ていった量+②地下にしみ込んだ量+③蒸発散した量」という関係を把握するためには、①沢の水の量を測ることは基本です。
測る方法にはいろいろな手法がありますが、時間的に連続したデータを記録するためには、沢に簡単な堰を設置し、堰から越流する水の高さから水の量に換算する方法が良く用いられます。
堰の形には逆三角形の形をしたものや四角形のものがあります。
ちゃんと越流高さから水量を導く公式もあります。
水圧を感知するセンサーを堰に設置し、この越流高さを記録することで沢の流量の時間的な変化を把握することが可能となります。
流量三角堰.jpg
大きな河川の場合は堰を作ることができないので、何回か流量を直接測り、水位と流量の関係式を求めて換算をします。

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