雨を測る

雨の降った量を測る観測装置です。単純に[「雨量計」と呼びます。
一般的には「転倒ます型自記雨量計」が使用されています。
円筒管の中には小さな「ます」が天秤のように2つ内蔵されており、降った雨がその「ます」の中に一定量貯まると重みで転倒し、もうひとつの「ます」に貯まるようになります。「ます」が転倒する際にスイッチが入るような仕組みがあり、これを繰り返し記録することで、1時間にどれだけの雨が降ったかを観測します。
雨量計の形は、メーカーによりいろいろな形があります。
昔からある標準的なものです。年季が入ってだいぶ錆びついています。

雨量計1.jpg

最近はプラスチック製も出てきました。軽くて扱いやすいです。

雨量計2.jpg

最近は、少し地区が離れただけで雨の降り方が、異なることもあるので観測対象地区に最低一つは設置しておくことが望ましいです。
もし、どこかで見かけたらそっとしておいてください。揺らしたりすると、転倒ますが動いて晴れた日なのに雨が降っていることになってしまいます。

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