昨日に引き続き生態水文学研究所赤津研究林の見学会です。
今回はいつも案内してもらっているルートから少し離れたところにある場所に行きました。
ここでは雨が木の幹を伝って流れる樹幹流の観測を行っています。
私も学生たちと同じ様に樹幹流の観測をしているので、ぜひ見せてほしいと佐藤先生にお願いしており、念願がかないました。
ここでの樹幹流の観測方法は、樹木にカラーを巻きつけて樹幹流を集めてホースでタンクに貯留する方法をとっていました。
たまたま前日に雨が降っていたので、タンクの中を覗かせてもらうと、タンクにたっぷりと水が溜まっていました。
180Lのタンクが満タンになっており、2つ目のタンクにも1/3ほど溜まっていました。
これで200L以上の樹幹流が流れたことになります。
今まで森の中に降り注ぐ雨は、葉っぱの隙間を通過してくる雨だけを気にしていましたが、それだけでなく、この樹幹流の影響も大きそうだということがわかってきました。
今後の研究成果に期待したいと思います。
樹肌の凸凹を防ぐため、表面を削って樹幹流の取りこぼしがないように工夫がされていました。
さすがです。