先日、いつもお世話になっている瀬戸市の生態水文学研究所赤津研究林の見学会に行ってきました。
毎年春に研究会と並行して見学会も企画されるのですが、今年はコロナ禍のためオンライン形式となってしまい見学会は開催されませんでした。
同じ水文観測をする学生たちにも見せたいと思い、今回は自分で見学会を企画してみました。
今回は佐藤先生に講師をお願いしました。
ここ赤津研究林は90年以上、水文観測を継続している大変貴重な研究林です。
その主要な施設がこちらの白坂量水堰です。
猿投山周辺を流域とする水が流れ込んでいます。
ここで正確な流量の観測が続けられています。
参加者の皆さんも興味深く佐藤先生の説明に耳を傾けていました。
実際に流量観測をどのように実施しているのか、その工夫など長年の観測手法のノウハウの一部をお聞きすることができました。
往年の調査機器もこの研究林ではまだまだ現役で活躍しています。
懐かしいチャート紙の自記水位記録計です。
水面にフロートが浮かせてあり、フロートと連動した赤ペンが水位の変動を記録していくとてもアナログな観測機器です。
もちろん、最新のセンサーも併設してあります。
あくまでもバックアップとして2重3重の対策を施しています。
これが90年以上途切れることなく観測を継続する秘訣なようです。
ここには何度も足を運んでいますが、いつ来ても感心させられることばかりです。
他にもまだまだいろいろあります。
続きは後ほど。