水文調査の必須機器のpH・EC計と濁度計です。
私は2種類のメーカーを使い分けています。
まずは、こちらのセット
HORIBAと笠原理化工業の濁度計です。
もう一つはこちら。
東亜DKKのpH・EC計と佐藤商事の濁度計です。
どちらも同じ機能を持っていますが、ちょっとだけ電極の感度が違います。
HORIBA製のpH計には低電解質用の電極を取り付けています。
要するにとても綺麗な水用のセンサーがついているということです。
山の中の湧水などでは、電気伝導度が非常に低い水(混じり気のない水)に遭遇します。
このような水のpHを計測するときには、通常のpH電極では値が安定するのに時間がかかります。
なので、高感度の電極を取り付けて、現地で効率的に測定できるように配慮しています。
そんなわけで、比較的清浄な水が多い現場ではHORIBAのセットを用いて、そうでないところでは東亜DKKのセットを使うようにしています。
でも、個人的にはHORIBAのデザインの方が好きなので、なんとなくこちらを使う方が多いです。
ちなみに濁度計で得られる値の単位は、笠原理化工業では「度」、佐藤商事のは「NTU」となりますので、結果を報告するときは間違えないように注意が必要です。