造成工事の土質区分

宅地の造成工事における擁壁基礎の土質区分は、以下の3つがあります。
第一種:岩、岩屑、砂利または砂利まじり砂
第二種:真砂土、関東ローム、硬質粘土その他これらに類するもの
第三種:その他の土質
擁壁基礎部の土質が上の区分のどれに当てはまるかで、擁壁の構造、根入れ深さなども変わってきます。
第一種と第二種はほぼ同じ扱いになるので、実際には二通りとなります。
うちの擁壁に対しては、第二種が主体で一部第一種が存在しています。
安全を考慮して第二種に区分しました。
丘陵地などでは、概ね第二種に当てはまると思います。
沖積平野などでは第三種に区分される地盤が多くなると思いますが、通常はこういう所は平らなところが多いので擁壁をつくることは少ないでしょう。
宅地造成工事技術指針名古屋市.jpg
先日紹介した間知石等練積造擁壁の一般図です。
第三種になると根入れ深さが大きくなります。
「宅地造成工事技術指針(名古屋市住宅都市局)」より

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