土壌水分観測

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土壌水分観測の結果です。
10月期の測定は降雨時に土壌水分のセンサーの上にビニールシートをかぶせて降雨を遮断した状態で観測をしてみました。
10/9の降雨による変動はその違いを見ることができます。
下のグラフはスケールを少し変えたものです。
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10/9の降雨時には10,20,30cmの土壌水分の動きはありません。
これはビニールシートで意図的に降雨を遮断しているためです。
にもかかわらず、40cmと60cmでは土壌水分の変化がみられ、降雨により水分量が上昇していることがわかります。
上から入る雨を遮断しているのに、どうして40,60cmの水分量は増えるのでしょうか?
現地を見れば一目瞭然なのですが、このセンサーを設置している場所は、斜面中腹に位置しています。
なので、斜面の上部から地表にしみこんだ雨が地中を斜めに流れていることを示しています。
当たり前といえば、当たり前のことですが、実際にグラフで見ると、なるほどと思ってしまいます。

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