レーザーレベラー

水文調査でため池の水位観測を行うことがよくあります。
月に1回、ある基準点から池の水位がどこにあるかを記録していきます。
基準点をどこに決めるかで、観測のしやすさが大きく変わります。
なので、たいていは基準点を測りやすいところに決めてしまいます。
余水吐けの底面とか、コンクリート護岸の天端など。
そこからメジャーをあてて水位観測を行ないます。
IMGP5500 のコピー.jpg
ふつうはこんな感じ。
それでも、なかなか基準点が取りにくいようなところがある場合は、メジャーなどを二つ使い水平を出して四苦八苦しながら観測します。
そこで、助っ人参上です。
その名も「イージーレーザーレベラー」。
IMGP5496.jpg
水平器とレーザーポインターの一緒になったものです。
これを基準点に水平に設置し、水面にメジャーをおけば、基準面との水位差が簡単に計測できます。
IMGP5497.jpg
IMGP5498.jpg
こんな感じでレーザーポイントが示されます。
これは便利!っと言いたいところですが、基準点が平面でなかったり、狭かったりなど条件が厳しい場合が多いので、機械の設置がめんどくさいです。
付属の三脚も使い勝手はいまひとつ。
使いこなすにはいろいろ工夫が必要になりそうです。
ただ、底面いカメラ用の三脚取付ネジが付いているので、何とかできそうです。
サイズもポケットに入るくらいの大きさなので、現場にも簡単に持ち歩けます。
結構重宝しそうです。
あと、基準点からの測定には、機械高(レーザー発射位置と基準点との距離)を差し引くのを忘れずに。
ちなみにレーザーポインターは直接目で見ると網膜障害の危険性があります。
取り扱いには注意が必要です。くれぐれも子供のおもちゃにしないように。

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