泥の硬さを調べる。
海底や湖沼、河川の底に溜まったヘドロは大抵水をたくさん含んでおり、ドロドロな状態もあれば、プリンくらいに柔らかいもの、ゼリーくらいになんとか形を維持できるも、粘土細工ができるくらいの硬さのものなど様々です。
その硬さを調べてみようと作った試験器です。
「ベーンせん断試験器」と呼びます。その名の通りベーン(羽根)で、せん断(土の力)を調べる試験器です。
先端の羽根の部分をヘドロに差し込みゆっくり回転させて、その抵抗力からヘドロの力を読み取ります。
オリジナルで製作しているので、まだまだ精度的な問題など改良の余地はありますが、参考データとして有効に使えると思っています。
試験するときは、ヘドロを乱さないように静かに動かさなければいけないので、精神集中が必要です。
硬さに応じて、メーター部分を取り替えて使います。
ロッドの先端部分がベーン(羽根)になります。