霜柱のできる土その2

霜柱をよく観察すると、柱の上には必ず土がのっていることに気がつきます。
とろうとしてもなかなかとれず、無理にとろうとすると、氷の柱がバラバラになってしまいます。
このように霜柱は土の中の水が細長い氷になったものとであることがわかります。
どうして、土の中で、そのままの形で凍らないのでしょうか?
その秘密のひとつは、土の中の温度変化です。
地面が0℃以下になっても、土の深いところでは、0℃以上になっています。
通常の土では、地面から30センチも下に行けば土の温度は、1日の気温の変化に影響されず、一定の温度を保ちます(気温と地温の測定結果は→こちら)。
なので、地表から数センチのところまでの水が凍り、それより下の0℃以上の水が吸い上げられて、次々に凍り、氷の柱を作っていくのです。

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