塩分希釈法による流量観測

沢の流量観測を行う方法の一つで「塩分希釈法」という方法があります。
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岩場などで流れが安定しないところで、沢の流量観測をするときに用いられます。
一定濃度の塩水を、観測箇所の上流側で流し、電気伝導率の変化(塩水の希釈)により流量に換算します。
精度的にはイマイチなところもありますが、工夫すればそれなりに納得のいく値を得ることができます。
必要となる機材は、1.簡易水質計、2.バケツ、3.塩水2L位、4.ストップウオッチ、これだけあれば何とかなります。
塩水投入直後から5秒ごとに電気伝導率の変化を読み取っていくのですが、最近の水質計は自動記録モードが備わっているものが多いので、この機能を使うとかなり効率よく精度のマシな観測ができます。
それなりに測定者の熟練度を求められる観測方法です。

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