流域区分

流域区分図.jpg
水文調査を行うときの基本事項です。
降った雨がどこに集まるかを確認するために「流域区分」というものを地図上で作成します。
山地部では地図上の尾根の部分をつないでいくとできあがります。
ちょうど谷の部分(上の図の緑線)をぐるっと囲むようになるはずです。
上の図では、緑丸印で流れている水の量を測ると、茶色の点線で囲んだ範囲に降った雨が集まったものになります。
わかりづらいときは空中写真などを参考にすることもあります。
このように流域内に降った雨はすべてこの谷に流れ込むことになります。
小さいな流域がたくさん集まって、さらに大きな河川の流域ができあがっていきます。
ちなみに木曽川の流域面積は5,275km2で、愛知県の面積(5,156km2)とほぼ同じ広さになります。

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