三次元雨量計

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生態水文学研究所の赤津研究林に設置してある雨量観測施設です。
通常の転倒ます雨量計だけでなく、昔ながらの雨量観測方法も代々引き継がれています。
そして、最新の雨量計も設置してありました。
全方位からの雨量を観測できる三次元雨量計です。
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雨の取り入れ口が通常の円筒管ではなく、球体の形をしています。
この球体が上下左右12分割されており、それぞれに雨量を感知するセンサーが取り付けられています。
これにより、どの方向からどれだけの雨が入り込んだかが明確にわかるようになります。
横殴りの雨もキャッチできるというシロモノです。
しかも、精度は0.003mm(通常の雨量計は0.5mm)なので、かなり高精度です。
新しい観測機器の発展は、新たな知見を得るのに大いに役立つはずです。
なかなかおもしろいものを見ることができました。

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