書籍紹介3「不飽和地盤の挙動と評価」

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土は、土の粒(土粒子)と粒と粒の隙間を埋める水(間隙水)と空気の3相で構成されます。
隙間がすべて水で埋め尽くされている土を「飽和土」、隙間が空いている土を「不飽和土」と呼びます。
今までの土質力学では、不飽和土は取り扱いが難しく解析理論も複雑となるため、実務にはなかなか対象とされていませんでした。
しかしながら、近年の土砂災害などの社会問題や数値解析手法の精度向上など「不飽和土」を対象としていかなければ解明できない問題が多く生じてきています。
この書籍「不飽和地盤の挙動と評価」は、このような「不飽和土」に対する最新の考え方や理論がとりまとめられています。
「不飽和土」の理解には大いに役立つ書籍だと思います。

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