面源汚染の種類と対策2

農地である畑地や水田ではどうでしょうか?
畑では農作物に与える肥料は必須です。ただし、過剰な施肥はよくありません。
また、与えた肥料はすべて土や作物に吸収されるわけではありません。
だいたい30%程度の肥料分が流出しているとされています。
なので適正な施肥が必要となります。
一方の水田では、かんがい用水の利用方法で異なるようです。
かんがい用水を上流から下流へと流していくような水田では、水田からの負荷量が徐々に増加していくようです。用水<排水(排水型水田)
逆に水田の水をうまく循環させて利用している水田では、肥料分を水田内に吸収することがわかってきています。用水>排水(吸収型水田)
この違いを理解し、排水型水田では、できるだけ余分な水は流さないように堰などで管理し、吸収型水田では休耕田を利用して浄化したりすることも考えられています。

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