雨量計の仕組み

先日、林内に設置した雨量計です。

一般的な雨量計は、円筒管の形状をしています。

円筒管を取り外すとこうなっています。

「ししおどし」のような装置がついており、雨水が一定量溜まると転倒するようになっています。

なので正式名称は「転倒マス式雨量計」と呼ばれています。

1回の転倒で何mL 流れるかは決まっているので、この量を円筒管の面積で除してやれば雨量となります。

ちなみに、この裏側を見ると、、、

転倒マスの部分に四角い磁石が取り付けられていて、マスが転倒するごとに下の配線部分を通過してスイッチが入るようになっています。

あとはデータロガーで、何時何分にスイッチが入ったかを記録することで時間当たりの雨量が計測できます。

ちなみに私たちの観測箇所では、10分間に何回転倒したかを記録しているので、10分間降水量になります。

なんか工夫すれば作れそうな気もしますが、やはり正確に記録するためにはそれなりの精度が求められるので、ちょっと無理そうです。

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