緑の回廊

「生物多様性国家戦略2010」より抜粋です。
この中に「緑の回廊(かいろう)」という言葉が出てきます。
「緑の回廊」とは、
野生生物の生息・生育地を結ぶ移動経路を確保することにより、個体群の交流を促進して、種の保存や遺伝的な多様性を確保するため、保護林相互を連結してネットワークを形成するもの
、とされています。
また、「保護林」という言葉も出てきますが、これは、
原生的な天然林や貴重な動植物の生息・生育環境を有する森林について、自然の推移にゆだねた管理などを行うことにより保護を図っている国有林野のことです。
これにたいして「保安林」という言葉も浮かんできますが、こちらは、
国有林、民有林を問わず、水源のかん養など、森林の持つ公益的機能の発揮が特に要請される森林について、保安林として指定し、立木の伐採や転用を規制するなどの適切な管理・保全を行うこととしています。
具体的な事例としては、まだあまり目立ってはいませんが、国の政策としてこのような取り組みをしていることは間違いないようです。
あとは、効果的に進めていくことが大切ですね。
時間もかかることだし、効果も見えにくい部分がたくさんあるので、評価されにくいですね。
粘り強い説明が必要になりそうです。

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