観測結果から

降った雨がどのようにしみ込んで、どのように出て行くか、その過程を観測機器で測ることができました。
今度は、その情報をもとにいろいろ解析していきます。
雨との関係は?地表面の条件の違いは?樹木の大きさは?気温は?日照量は?などなど、たくさんの情報からいろいろなことを解明していきます。
でも、そんなに簡単にはいきません。
ここからが大変なんです・・・
たとえば、下のグラフは平常時の沢水の量から雨の降ったときの水の量を分離したものです。グラフ内の青線「流出高」は沢水の量と考えてください。
雨が降って直接ダイレクトに流れ出す量を「直接流出」と呼んでいます。
このような作業を1つの降雨期間ごとに地道に重ねて、この地域では降った雨の何%が直接流れ出すのかを探っていきます。

流出分離.jpg
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