間知石等練積造擁壁

擁壁の種類には、一般的に「練積み造擁壁」と「鉄筋および無筋コンクリート擁壁」があります。
「コンクリート擁壁」は、コンクリートで垂直の壁を造り斜面を保護します。
この擁壁は、垂直に造られるので、敷地を有効に使うことができます。
一方の「練積み造擁壁」は間知ブロックなどを積み上げて斜面を保護します。
地盤の種類にもよりますが、70度程度の傾斜がつきます。
このため、敷地が若干狭くなります。
ちなみに、うちの場合ではコンクリート擁壁ではなく、練積み造擁壁を採用しています。
理由は?と聞かれたら、「コンクリート擁壁は圧迫感があるから」というところでしょうか。
間知ブロックの方は傾斜がついているので、もしかしたら登れるかも?なんて思ったりもします。
間知ブロックの構造は名古屋市住宅都市局の宅地造成工事技術指針によると以下のように決められています。
宅地造成工事技術指針名古屋市.jpg
擁壁の上部の裏面から下部の基礎の前面までは敷地平面的には2m程度必要になりことがわかります。
しかも下部のブロック2段は地面の下に隠れ、その下には厚さ50cm程度の基礎が設置されます。
立派な擁壁になります。

カテゴリー: 土と水について タグ: パーマリンク