昨日に引き続き生態水文学研究所の白坂量水堰です。
ここでは流量観測が長年行われてきているわけですが、その歴史を垣間見ることができます。
現在、堰の越流水深を計測する機械は、圧力式のセンサーが一般的なのですが、観測を開始した当初は、そんなものはありませんので、アナログです。
記録紙にフロートに連動したペンが装着してあり、水位に応じてペンが動いて記録するというものです。
懐かしいです。私も入社当時はこの記録紙を読み取る作業をひたすら続けた記憶があります。
もちろん、ここでも圧力式のセンサーも設置してあり、デジタルデータの記録もちゃんと行われていますが、落雷などのトラブルの予備機としてアナログ機器も現役で活躍しています。
長期間にわたる観測を続けていく上で、さまざまな工夫を凝らしているところはさすがです。