透明度

昨日紹介した測定器は「透視度(とうしど)」を測るものでした。
水のきれいさを表す指標として、もうひとつ「透明度(とうめいど)」という定義があります。
はかり方は単純です。
透明度板と呼ばれる直径30cmの白いプラスチック製の円盤の下におもりをつけて、水面から水中に向かって垂直に降ろしていきます。
透明度版.jpg
どんどん沈めていって、白い円盤が見えなくなるときの深さを「透明度」とします。
通常はメートル単位で表現します。
まっすぐに、沈めなくてはいけないので流れのある河川や水底が見えるような浅いところでは、測定はできません。なので「透明度」を使うところは、たいてい湖や海が対象となります。
逆に河川などでは、先日の「透視度」で評価することが多くなります。
ちなみに日本で一番透明度の高い湖は北海道の「摩周湖」です。
なんと透明度は28メートルあるそうです(1993年環境省)。

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