先日、出前講座で小学生を相手にScratchを使ってプログラミングを教えてきました。
そこで、ちょくちょく引っかかったのが、数字の入力の際の全角と半角の違いによるエラーでした。
「10歩動かす」という命令が、全角数字の「10歩動かす」では動きません。
これでは子どもたちは何が原因で動かないのかわかるはずもありません。
たったこれだけのことで、もうやる気をなくしてしまう子もいたりします。
で、ふと思いついたのですが、そもそも全角を使う必要ってあるのかなっ?てことです。
全角を捨てる=全部英文字入力にする、すなわち英語版のSratchを使えばいいじゃないかということです。
そもそもプログラムは英語で作られているものが基本みたいなものなので、わざわざ難しい日本語を使う必要はないと思います。
プログラミングの導入で日本語版のScratchをさわるのは良いと思いますが、将来的に本格的にプログラムを学ぶのであれば、いずれ英語能力は必須となります。
プログラムで使う英語と言っても、難しいものではなく基本的な単語だけですから、初期の段階から英語を使う方が理にかなっていると思います。
と、いうか、そもそも子どもたちは、Scratchのブロックに記されている文字も特に理解せずに、見た目だけで操作している感じがあります。
多分、英語版にしても、違和感なく普通に使いこなすんじゃないかと思います。
しかも、英語に触れる機会が増えるのは、とても有意義なことだと考えます。
作ったプログラムを日本語から英語にするのも簡単にできるのも嬉しい機能です。
ちょっと調べてみたら、同じようなことを考えている人たちはたくさんいましたね。
すでにあちこちで実践されているみたいです。
そんなわけで、次の機会があれば、ぜひ英語版のScratchで授業をやってみたいと思います。