流出率

降った雨は地面に染みこみ、そして川へと流れでていきます。
降った雨の量と川へ流れでた量(流出量)の比を流出率といいます。
地面が染み込みにくいところでは、降った雨のほとんどが流出してしまいます。
都市部ではその傾向が強いです。
森林の多いところではどうでしょうか?
樹木の密度や種類、地質などによっても変わると想像できます。
下の文献の表はライシメーターと呼ばれる蒸発散量を計測する機器を用いて観測した土壌の水収支の観測結果の一例です。
水収支.gif
「環境地水学(東京大学出版会)」より引用
やはり裸地の流出率が49%と高いことがわかります。
また、林地でもアカマツとコナラの林では流出率が違うこともわかります。

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