持ち物リスト1(流速計)

土や水に関わる調査で使われる測定器の紹介です。
まずは、流速計(プロペラ式)です。
川や沢の水の量を測るには、河川の断面積と流れる速さ(流速)を調べる必要があります。
正式な調査で流速を正確に調べるには「流速計」と呼ばれる測定装置を利用します。
下の写真は昔から使われている「プロペラ式流速計」です。

IMGP8743.jpg

その名の通りプロペラがついており、水中でこのプロペラが何秒で何回転したかを計測して、決められた換算式によって流速を測ります。
プロペラが何回転したかを目で見て数えるわけにはいかないので、手元の装置ではプロペラが10回転すると「ピッ」と知らせてくれるようになっています。この間隔をストップウォッチで時間を計れば、何秒で何回したかを知ることができます。
プロペラが完全に水に浸からないと測定できないので、水深が10cm程度無いところでは測ることはできません。
また、あまり流れのないところ(1秒間に1センチ程度の流れ)もプロペラがうまく回らないので苦手です。
とはいっても、昔からある機械なので頑丈で信頼性は抜群です。
くるくるプロペラが回っている姿は「測定してるぞっ」っていう感じがして、結構気に入ってます。

カテゴリー: 調べるモノ タグ: , パーマリンク