持ち物リスト3(採水器)

水を採取する器具です。「バンドーン型採水器」と呼ばれています。
水深の深い河川や湖や海などでは、水の性状はそれぞれの深さごとに変化していきます。
これを調べるためには表層、中層、下層などのようにそれぞれの深さごとに水を採取して分析する必要があります。
この採水器は上下に半球状のゴムでできたフタがついており、任意の深度でこのゴム栓を閉めることできます。
たとえば、水深3mのところの水を採取する場合には、ロープにくくりつけた採水器を上下のフタをあけた状態で3mまで沈めます。
真ん中に穴の空いた「メッセンジャー」と呼ばれる拳くらいのオモリを水面上から落とします。
ロープを伝って落ちた「メッセンジャー」が採水器に到達すると採水器の上下のゴム栓が自動で閉まる仕組みになっており、水深3mに存在する水をそのままの状態で採水することができます。
水深が深くなると、水の性状は深度ごとに異なってきます。調査によっては1mごとにこの採水器を使って採水をすることもあります。
海や湖でボートの上から採水したり、橋の上から採水したり、いろんなところで活躍します。
採水器を降ろすときは楽なのですが、採水した後引き上げるときは重たいです。
特に水中から水面上にでたときにズッシリときます。
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