お盆休みを利用してTL125をいじっています。
毎回悩まされているスピードメーターの不調を改善するべく、作業を始めました。
不具合の元凶となっているスピードメーターギアの交換は、根本的な解決にならないので諦めました。
そのかわりに純正のアナログメーターを取り外してデジタルメーターへの交換を決めました。
スピードの検出はリアから改めて増設し、ついで念願のタコメーターも装着したいと思います。
デジタルメーターの選定にあたっては中華製の安物など、いろいろ悩みましたが結局これにしました。
安心のタケガワ製です。
小さいながらも、タコメーターも表示してくれます。
値段は中華製に比べるとそれなりにお高いですが、信頼性、耐久性などを考えてこれに決めました。
さて、取り付けにはいろいろ問題があって、ひとつひとつ片付けていきます。
まずは、電源の確保。
このTL125は12Vのバッテリー仕様です。
テスターで電圧を測るためにはエンジンを掛けなければいけません。
フロントのカバーを外して、エンジンをかけてテスターで電圧を測っていきます。
でも、ここでいきなりつまずきました。
この手のバイクは直流と交流が混在しており、よくわからないことになっています。
確実なフロントブレーキから電源を確保しようと思いましたが、なぜか3V程度しか出ていません。
バルブは12Vになっているので間違いないのだと思うのですが、よくわかりません。
とりあえず、ここを電源として取付作業を進めます。
タコメーターのパルス検出はCDIユニットから取り出します。
スピードメーターの検出はリア周りから取り出すことにしました。
検出部のセンサーは金属反応型なので、リアスプロケットのボルト部分で検出するようにしてみました。
なんとか無理やり配線を取り回して仮取り付けまでこぎ着けました。
メインスイッチをオンにしてエンジンをかけると、最初の立ち上がりでやはり電圧不足でエラーが出ますが、エンジン回転を少し上げてやると無事表示されるようになりました。
一度立ち上がれば、アイドリング状態でも作動しています。
スピードメーターのセンサーとタコメーターもうまく作動しているようです。
あとは、タコメーターの回転数やスピードメーターのタイヤの外径などを設定します。
細かい設定も丁寧な取説がついているので、問題なくできました。
この辺はさすが安心のタケガワ製ですね。
とりあえず、動作確認はできたデジタルメーターですが、問題点はいろいろあります。
まずは、根本的な電圧不足。
ニュートラルランプとハイビームの警告灯は点灯するのですが、なぜはウインカーの警告灯だけつきません。
おそらく電圧不足が原因だと思います。
バッテリーレス車なので、常時電源は確保できません。
まあこの問題は時計表示だけみたいなのでこれは諦めます。
あとはデジタルメーターの固定をどうするかですね。
お盆休み中になんとかしたいところです。