昨日に引き続き生態水文学研究所赤津研究林の紹介です。
ここでは小流域の流量観測を実施しています。
少ない流量でもきっちりと正確に測定できるように工夫がされています。
この堰では切り欠き部分が直角ではなく、鋭角になっていました。
その上流側にはさらに細長い切り欠きの堰がありました。
表面流と地中流を区分して計測できるようにしてあるそうです。
マニアックな手法がいたるところに現れています。
林の中にはリタートラップがあちこちに設置してありました。
これで樹冠から落ちてくる種子などをキャッチして、定期的に採取・分類してデータを蓄積しています。
植生や気象条件等によりいろいろな傾向が読み取れるそうです。
種子の分類には気が遠くなるような作業が繰り返し行われています。
こうした研究職員の皆さんの努力があってこそ、長期間のデータを収集し続けることができているのだと感心しました。
さすがです。