黄砂はどこからやってくる

黄砂現象をわかりやすくまとめてみましょう。
気象庁のHPで、黄砂に関する基礎知識がまとめられています。
以下は気象庁のHPからの引用です。
「黄砂現象」とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から強風により大気中に舞い上がった黄砂粒子が浮遊しつつ降下する現象を指します。
日本における「黄砂現象」は、春に観測されることが多く、時には空が黄褐色に煙ることがあります。
「黄砂現象」発生の有無や黄砂の飛来量は、発生域の強風の程度に加えて、地表面の状態(植生、積雪の有無、土壌水分量、地表面の土壌粒径など)や上空の風の状態によって大きく左右されます。
黄砂粒子はいったん大気中に舞い上がると、比較的大きな粒子(粒径が10マイクロメートル以上(1マイクロメートルは1ミリメートルの千分の一の長さ))は重力によって速やかに落下しますが、小さな粒子(粒径が数μm以下)は上空の風によって遠くまで運ばれます。
例えば、東アジアが起源の黄砂粒子が太平洋を横断し、北米やグリーンランドへ輸送されたことも報告されています。
黄砂解説図.gif
黄砂解説図(気象庁HPより引用)
このように図で見てみると、黄砂がはるばる中国の黄土地帯から運ばれてくることが理解できると思います。
それにしても自然の力はすごいもんですね。

カテゴリー: 土と水について タグ: , , パーマリンク